<漢方体質ギャラリーその２ ”血虚（けっきょ）>
【どんな体質？】
氣・血・水のバランスのうち、全身を養う栄養と潤いの源となる「血」が不足している血虚（けっきょ）タイプ。全身へ栄養が行き届いていないため、血色がなく顔が白っぽかったり、筋肉がつったり、ふらつく傾向が多く見られます。また、「血」は精神の基本物質でもあるため、精神が不安定になりがちで、眠りの質が悪いのも特徴です。
【血虚になる原因】
・睡眠不足
・食事の偏り
・水分摂取不足
・胃腸虚弱
・月経過多
・出血傾向
【特に関連が深い五臓】
肝 / 心 / 脾 / 腎
【この体質の方が出やすい症状や特徴】
・顔、舌、唇の色が淡く白っぽい
・肌が乾燥しやすい
・めまい、立ちくらみをしやすい
・寝付きが悪い・眠りが浅い、夢をよく見る
・手足がしびれやすい、つりやすい
・まぶたや筋肉がぴくぴくと引きつる
・コロコロとした便が出る
・髪が抜けやすくツヤがない、白髪が多い
・フケが出やすい
・爪が薄く、淡く白っぽい
・生理が遅れる、量が少ない
・目が疲れやすい
【かかりやすい病気】
・冷え性
・低血圧
・貧血
・神経痛
・アトピー性皮膚炎
・光線過敏症
・眼精疲労 / 視力低下
・脱毛症
・うつ
・不眠症
・生理不順
・不妊症 / 不育症
・虚血性心疾患
【日常のアドバイス】
◎血を補う食事をしましょう。色が赤や黒い食材が補血の食材です。精白されたものより雑穀米や全粒粉のパンを食べるようにしましょう。女性の場合、生理中は特に積極的に食べるようにしましょう。
◎よく噛み、ゆっくりと食事をし、腹7分を心がけましょう。
◎水分を1日１L程度摂りましょう。
◎深い呼吸を意識しましょう。
◎目と脳が血を消耗します。夜更かしせず、十分な睡眠時間を確保しましょう。
【おすすめ食材・薬膳素材】
黒豆、小麦、ごま、松の実、にんじん、ほうれんそう、キャベツ、牛肉、鶏肉、豚肉、レバー、烏骨鶏、卵、牡蠣、なまこ、うなぎ、いか、貝柱、すっぽん、なつめ、竜眼肉、クランベリー、ラズベリー、ブルーベリー、プルーン、レーズン、桑の実、クコの実、きくらげ、蓮の実
【当店のおすすめアイテム】
・薬膳茶”巡”
・和田なつめ
・輝紫なつめ
・桑の実
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