<漢方体質ギャラリーその8 ”湿熱”(しつねつ)>
【どんな体質?】
氣・血・水のバランスのうち不要な「水」を溜め込み、かつ「熱」も籠ってしまっているのが湿熱(しつねつ)タイプ。食べ過ぎ・飲み過ぎ・運動不足などの生活習慣が重なり体内に余分なものが溜まっている状態です。皮脂が出やすくニキビや湿疹ができたり、口臭が気になったり、膀胱炎になりやすかったりする傾向があります。
【湿熱になる原因】
・食事の不摂生(食べ過ぎ、甘いもの・脂もの・香辛料を効かせたものの摂取過多)
・飲酒量が多い
・運動不足
・梅雨など湿気が多い気候
【特に関連が深い五臓】
肝 / 脾 / 肺 / 腎
【この体質の方が出やすい症状や特徴】
・暑がりでベタベタした汗をかく
・髪がベタっと脂っぽい
・ニキビや吹き出物が多く、膿みやすい
・尿が濃く黄色い、尿の回数が多い
・むくみやすい
・便に粘り気があり、匂いが強い
・おりものが黄色く、匂いが強い
・雨の日に体調が悪くなる
・二日酔いになりやすい
・口臭が気になる
・ほてりがある、のぼせやすい
・赤ら顔
【かかりやすい病気】
・脂漏性皮膚炎
・肥満、メタボリックシンドローム
・脂漏性脱毛症
・にきび、湿疹、いぼ
・肝炎、黄疸、胆嚢結石症
・メニエール病
・高血圧
・尿道炎、膀胱炎、腎炎
・前立腺肥大症
・胃腸炎、逆流性食道炎
・不妊症
・関節炎、関節リウマチ、へバーデン結節、変形性膝関節症
・更年期障害(ホットフラッシュ)
【日常のアドバイス】
◎脂っこいもの、甘いもの、味の濃いもの、辛いものはなるべく控えましょう。
◎食事は腹八分目までに抑え、次の食事の前までに空腹感を感じるよう工夫しましょう。
◎腸内環境を整え、便通を改善させることを意識しましょう。
◎汗をかくことを意識しましょう。軽い運動や有酸素運動がおすすめです。
【おすすめ食材・薬膳素材】
ハトムギ、ゴーヤ、きゅうり、冬瓜、もやし、とうもろこし、蓮の実、なす、せり、なずな、豆腐、あずき、緑豆、白菜、セロリ、昆布、わかめ、海苔、しじみ、あさり、どくだみ、スイカ、とうもとこしのひげ、金銀花、クチナシの実、菊の花
【当店のおすすめアイテム】
・薬膳茶”氣” ”潤”
・蓮の実
・白木くらげ
・薬膳ミューズリー
・龍眼のしっとりパウンドケーキ