普段の生活の中での血糖の変化を把握することで、糖尿病を予防する
皆さん、「フラッシュグルコースモニタリング」という言葉をご存じでしょうか。
血液ではなく、細胞間質液(細胞の中や間にある体液)のブドウ糖の数値をモニターし、その数値から血糖値を推測する手段のことを言います。血糖値そのものは血液から調べないとわかりませんが、血液の一部は血管からしみ出し、周囲に広がります。そのしみ出した間質液中のブドウ糖を測るので、センサーの針が血管まで届く必要がなく、痛みが少なく、長時間つけっぱなしにすることが可能になりました。
フラッシュグルコースモニタリングは瞬間的な血糖値を測ることは困難ですが、センサーを付け続けることで一日を通して全体のブドウ糖の数値の変化をみることができるため、「自分はいつの時間に血糖値が上がりやすい/下がりやすいのか」「どんな食事をしたときに血糖値が上がりやすいのか」「何も食べていないときには血糖値はどれくらいなのか」など、まさに自分自身にパーソナライズした糖尿病を予防するための有益な情報を得ることができます。下は実際に代表の高田が14日間測定した結果です。食後血糖が上がり始め、2時間程度で下がり始めています。食後でも血糖は140を越えることはほぼなく、夜も低血糖(70以下)になっていないのがグラフから分かります。また、一部14時頃に血糖値が200近くまで上がっている日があったようで、その日の食事を再度確認することにより血糖値が上がりやすい食事を把握することができました。
フラッシュグルコースモニタリング14日間+食事指導 サービスについて
FreeStyleリブレリーダー14日間レンタル+FreeStyleリブレセンサー1個+管理栄養士による普段の食事内容の分析及びアドバイスを行うサービスです。測定期間中、お食事内容をスマートフォンで共有いただくことにより、サービス完了時に測定結果と食事内容を分析し、管理栄養士より食事についてアドバイス致します。
●料金:9,800円(税込)
●内容:読み取り装置14日分貸与と測定センサー1個(14日分)、管理栄養士によるモニタリング期間(14日分)の食事内容分析およびアドバイス
●サービスを受けることでのメリット
①14日間継続してモニタリングすることで、普段の自分の血糖値変動を客観的に推測することができます
②普段の生活の中で、どのような食事や生活習慣が自分の血糖値変動に影響を与えているか知ることができます
(活用例)・自分はごはんよりもパンの方が血糖値に影響を与えることがわかったので、パン食をごはん食に切り替えた。
・食事の量よりも早食いが血糖値に大きく影響していることがわかった。
・いつも夕食前に運動していたが、夕食後の方が血糖値を下げるのに有効だと実感できた。
③嗜好品による血糖値への影響を把握することで、より良い選択ができるようになります
・お酒による影響が少なかったので無理に節制する必要がないとわかった。
・間食のクッキーが血糖値に大きく影響していたので、雑穀のものに変えた。
一般論としての糖尿病の食事指導ではなく、実際の食事を基にした完全パーソナライズデータが得られるため、どう改善したら良いかが明確になります。
”糖尿病”と診断される前に
糖尿病は生活習慣病の代表格と言われるように、生活習慣、特に食習慣が原因で罹患する病気です。糖尿病と診断さた時点で、膵臓がすでに疲弊していたりブドウ糖の代謝が落ちていたりとある程度進行していることが多いです。
糖尿病と診断されると甘いものや飲酒の制限など、悪化させないための努力が必要になります。しかしながら、病状が進んでいる状態だと生活習慣上の改善努力を頑張っても思ったより数値や病状が変わらず、精神的にも辛い状況になりがちです。
糖尿病と診断される前、”未病”の状態から本サービスを生活習慣を見直すきっかけとし、長く健康に生きる糧としていただけることを願っております。
BASE KAMPO PHARMACY
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