<漢方体質ギャラリーその6 ”陽虚(ようきょ)>
【どんな体質?】
身体を構成する要素は「陽」と「陰」の二つからなると漢方では考え、「氣」が「陽」、「血・水」を「陰」と考えます。その中で、身体を温めるための要素である「陽」が不足しているのが陽虚(ようきょ)タイプ。温める力が不足しているので、寒さに弱く、疲れやすく体力がない人が多いです。身体の基礎代謝が低下し、体温も低めで下痢やむくみなどの不調が出やすくなります。
【陰虚になる原因】
・睡眠不足
・過度な運動
・加齢
・食事の不摂生
【特に関連が深い五臓】
心 / 脾 / 肺 / 腎
【この体質の方が出やすい症状や特徴】
・寒さに弱い、エアコンが苦手
・手足が冷たい、末端冷え性
・下半身が冷える
・昼間でも眠い
・顔が青白い
・腰から下が冷えやすい
・関節や足腰が痛むことがある
・生理が遅れる、基礎体温の高温期が短い
・精力低下
・温かいものを好む、冷たい飲み物が苦手
・お風呂上りにすぐ身体が冷える、芯まで温まらない
・夜尿、尿漏れ、透明な尿が大量に出る
・風邪を引きやすい、高熱を出せず風邪が長引きやすい
・動くとすぐに汗ばむ
・息が切れやすい、深く息を吸えない
【かかりやすい病気】
・冷え症
・頻尿、夜尿症
・橋本病
・慢性下痢
・気管支炎、喘息
・月経不順
・不妊症、ED
・脱毛症
・骨粗しょう症
・耳鳴り、難聴
・腰痛
・慢性腎炎
【日常のアドバイス】
◎冷たい飲食物は避け、温かいものを食べましょう。女性の場合、特に月経中は絶対に冷やさないようにしましょう。
◎身体(特に下半身)を冷やさない恰好で過ごしましょう。首、手首、足首から冷えは入ってきます。長袖や靴下を活用し冷やさないようにしましょう。
◎シャワー浴の方は、なるべく湯船につかるようにしましょう。
◎昼間は太陽の光をしっかり浴びるようにしましょう。
◎適度な運動は大切ですが、無理しすぎないようにしましょう。
【おすすめ食材・薬膳素材】
くるみ、栗、ねぎ、ニラ、山芋、キャベツ、カリフラワー、マトン、鹿肉、鶏肉、エビ、なまこ、うなぎ、ムール貝、シナモン、ターメリック、胡椒、山椒、 にんにく、乾燥生姜、八角、丁子(クローブ)、冬虫夏草、高麗人参
【当店のおすすめアイテム】
・薬膳茶”氣”
・高麗生人参
・海玉膏
・龍眼肉
・和田なつめ、輝紫なつめ
・薬膳ミューズリー
・赤乾姜とシナモンのパウンドケーキ
・薬湯-MOISTURE-